生活設計

共働き夫婦のお小遣い制3つの決め方|平均額と成功事例

「夫婦それぞれがお給料をもらっているのに、お小遣いの金額で毎回もめてしまう」「相手のお小遣いが多すぎる気がするけど、どうやって話し合えばいいのかわからない」そんな悩みを抱えている共働き夫婦の方は多いのではないでしょうか。お金の話は夫婦間でも切り出しにくく、ついつい先送りにしてしまいがちです。

特に共働きの場合、それぞれが収入を得ているからこそ「自分が稼いだお金なのに」という気持ちが生まれやすく、お小遣いの決め方が複雑になってしまいます。一方で、家計全体のことを考えると無制限にお小遣いを使うわけにもいかず、バランスを取るのが難しいものです。でも大丈夫です。多くの共働き夫婦が通る道ですし、しっかりとしたルールを決めることで解決できる問題なのです。

なぜお小遣いの決め方で夫婦間トラブルが起きるのか

共働き夫婦のお小遣い問題が複雑になる最大の原因は、収入格差による不公平感です。夫婦の収入に差がある場合、高収入の方は「自分がより多く稼いでいるのだから、お小遣いも多くて当然」と考えがちです。一方、収入が少ない方は「同じ家庭なのに格差があるのは不公平」と感じることが多いのです。

また、家計管理の方法が曖昧なことも大きな要因です。共働きの場合、「生活費は共同で出すけれど、残りは各自で管理」というケースが多く見られます。しかし、何が生活費で何が個人の支出なのか、明確な線引きができていないため、お互いが相手の支出に対して疑問を感じやすくなります。

さらに、将来への備えに対する価値観の違いも影響します。貯蓄を重視する方は相手のお小遣いが無駄遣いに見え、現在の生活を楽しみたい方は過度な節約にストレスを感じます。これらの価値観の違いが、お小遣いの決め方を難しくしているのです。お小遣い制度は単なる金額の問題ではなく、夫婦の価値観や将来設計に関わる重要な問題だからこそ、慎重に考える必要があります。

解決策①:収入比例方式でフェアなお小遣いを設定する

収入比例方式とは、夫婦それぞれの収入に応じてお小遣いの金額を決める方法です。例えば、夫の月収が40万円、妻の月収が30万円の場合、お小遣いの総額を7万円と決めたら、夫が4万円、妻が3万円というように、収入の比率に合わせて配分します。

この方式の最大のメリットは、公平感を保ちながら現実的な金額設定ができることです。高収入の方はその分多くのお小遣いを得られるため納得感があり、低収入の方も収入に見合った適切な金額となるため、家計を圧迫する心配がありません。

実際の設定手順は以下の通りです。まず、夫婦の手取り収入の合計から、住居費、食費、光熱費、保険料、貯蓄額などの固定支出を差し引きます。残った金額がお小遣いと雑費の原資となります。この金額の70%程度をお小遣い総額として設定し、収入比率で按分するのです。

ただし、この方式を成功させるためには、定期的な見直しが必要です。昇進や転職で収入が変わった場合は、お小遣いの金額も調整しましょう。また、お互いの支出内容について透明性を保ち、月に一度は家計とお小遣いの使い方について話し合う時間を設けることをお勧めします。この方式なら、お互いが納得できるフェアなお小遣い制度を構築できるはずです。

解決策②:定額平等方式で夫婦の絆を深める

定額平等方式は、収入に関係なく夫婦が同じ金額のお小遣いを受け取る方法です。例えば、夫婦それぞれが月3万円のお小遣いをもらうといった具合です。この方式は一見シンプルに思えますが、実は夫婦の平等性を重視する現代のカップルにとって非常に有効なアプローチなのです。

この方式の大きなメリットは、夫婦としての一体感が生まれることです。収入格差があっても同じ金額のお小遣いを持つことで、「私たちは同じ家庭の仲間」という意識が強くなります。また、高収入の方が自然と家計により多く貢献することになるため、家族への貢献度が目に見える形で表れ、感謝の気持ちが生まれやすくなります。

実践する際のポイントは、お小遣い金額の決め方にあります。まず、夫婦の合計収入から必要経費と貯蓄額を差し引いた残額を算出します。その金額から、低収入の方でも無理なく家計に貢献できる範囲でお小遣い総額を設定し、2で割って個人の金額を決めます。一般的には、世帯収入の5-8%程度が目安とされています。

成功させるコツは、お小遣いの範囲を明確に定義することです。昼食代、交通費、衣服代、趣味代など、何がお小遣いから出す支出なのかを最初に決めておきましょう。また、ボーナス時の臨時お小遣いや、誕生日などの特別な日の扱いについても事前に話し合っておくと、後々のトラブルを避けることができます。

解決策③:目的別積立方式で将来も安心

目的別積立方式は、従来のお小遣い制とは少し異なるアプローチです。毎月決まった金額を渡すのではなく、「趣味積立」「美容積立」「飲み会積立」など、使用目的別に小額を積み立てていく方法です。この方式なら、計画的にお金を使う習慣が身につき、衝動的な無駄遣いを防ぐことができます。

具体的な仕組みはこうです。夫婦でそれぞれの趣味や必要な支出を洗い出し、項目ごとに月々の積立額を決めます。例えば、夫は「飲み会積立5000円」「ゴルフ積立1万円」「書籍積立3000円」、妻は「美容積立8000円」「習い事積立7000円」「洋服積立5000円」といった具合です。それぞれ専用の口座や封筒で管理し、使用する際はその積立から支出します。

この方式の優れている点は、支出の透明性が高く、無駄遣いを防げることです。何にどれだけのお金を使っているかがお互いに分かるため、「相手が何に使っているか分からない」という不安がなくなります。また、積立が足りない時は我慢する、余った時は次月に繰り越すという習慣により、自然と計画的な金銭管理が身につきます。

実践のコツは、最初は項目を少なくして慣れることです。いきなりたくさんの項目を作ると管理が大変になるので、3-4項目から始めて徐々に増やしていきましょう。また、年に一度は積立項目と金額を見直し、生活の変化に合わせて調整することが大切です。家計簿アプリの「マネーフォワード ME」や「Zaim」などを活用すると、項目別の管理が簡単になるのでお勧めです。

夫婦で話し合い、継続できる仕組みを作ろう

お小遣い制度で最も大切なのは、夫婦でしっかりと話し合って決めることです。どの方式を選ぶにしても、お互いが納得していなければ長続きしません。まずは現在の家計状況を正確に把握し、将来の目標を共有した上で、自分たちに合った方式を選択しましょう。

また、一度決めたルールも定期的に見直すことが重要です。収入の変化、子どもの成長、住宅購入など、ライフステージの変化に合わせてお小遣いの金額や仕組みを調整していく柔軟性を持ちましょう。お金の話は気まずいかもしれませんが、夫婦の絆を深め、安心できる将来を築くための大切な投資だと考えて、前向きに取り組んでください。適切なお小遣い制度があれば、お金の心配をせずに夫婦それぞれの時間を楽しむことができるはずです。

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